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2009年、日本初開催されたBOX CART RACE!!
誰もが自由な発想で、動力の無い車を作って、坂道を一気に駆け下りる!!
日曜大工?夏休みの宿題?
気軽に皆がチャレンジできて、カスタムカーを作る楽しさも味わえちゃう。
ここでは安全に挑戦できる“BOX CART”の作り方を紹介していきます。

講師:大江功治 (カービルダー)

MTV“JAP STATE~車改造大作戦!!!~”やJ SPORTS ESPNの番組、アメ車・カスタムカー雑誌などで
驚きの車を改造しているカービルダー大江功治。
楽しくて可愛いケータリングカーや、奇想天外な車を数々制作した大江先生から、楽しくて安全な
BOX CART作りを伝授してもらおう!!


LESSON


大江氏が制作し、Red Bull BOX CART RACEにも参加したデュースクーペ風カート。
制作費5万円以内でどんな風に作れるのか?
このカートの作り方を紹介しながら、安全で楽しく作るポイントを伝授します。正しい工具の使い方や、くぎ・ねじの使い方などもレッスンしていくので、カート作りだけでなく日曜大工のコツとしても参考になると思います。
プロが教えるアドバイス!!! Checkしてね!!!
LESSON01  安くて楽しい材料集めのコツ
LESSON02  安全に鉄を切ろう!!!
LESSON03  木のフレームの正しい接合法
LESSON04  正しいプラスチックの切り方
LESSON05  プラスチックと木の結合
LESSON06  車軸を作る
LESSON07  タイヤの塗装
LESSON08  タイヤとボディの結合
LESSON09  ハンドルを作る
LESSON10  ブレーキを作る
LESSON11  アイデア勝負!!アクセサリー作り
おまけ     大江さんからアドバイス
LESSON1
安くて楽しい材料集めのコツ!!!
まずは設計図を書いて、何が使えるか考えてみましょう。


今回のデュースクーペは黄色の丸っこいボディ。
全体のスケール(大きさ)は小さめに作ろうということで、バイクのパーツ位の大きさかな?
5万円以内という目標を立てたので、早速物集めにとりかかりましょう!!


ビバホームで入手してきたタマローリー。
水や農薬などを溜めるタンク。30ℓで1万円もしませんでした。
ボディにしようと思っているので、ある程度丈夫であり、加工しやすい素材であることがポイント。


インターネットで購入した中国製の子供用カート。
このカートを解体して、ブレーキ部分や足回りのパーツとして使用します。
2万円台で新品を手に入れることが出来ました。

  
ここは湘南ジャンクヤード。
シートやアクセサリーを購入してきました。
ジャンクヤードとは、不用品を売買する場所。
ここ湘南ジャンクヤードは、バイク専門のジャンクヤードです。
シートはモンキーのシートが500円から。ランプも本当に安くてびっくりしました。

湘南ジャンクヤード 神奈川県平塚市馬入2268 0463-23-8311

その他、準備したものは、使わなくなったスタッドレスタイヤ、トイレットペーパーの芯、パウンドケーキの型、扇風機、乗らなくなった自転車など、仲間うちで集めた不要になったもの。
以上、5万円以内に納めて材料集め終了!!!


安くて楽しい材料集めのコツ!!!
①設計図を書いて、具体的に何で代用できるか連想しよう。
②自分で加工しやすい素材を選ぼう。
③中古で買える物や、ただで代用出来るものを考えよう。


LESSON2
安全に鉄を切ろう!!!
鉄を切るのは大変!!と思っている人も多いと思うのですが、結構簡単に切れますよ!!


“鉄ノコ”を使えば、鉄は切れます。切る前にマーキングして線に合わせて切りましょう。
本体をしっかり手で持って、切っている途中に動かないようにしましょう。


“サンダー”を使うともっと簡単に切ることができます。
ホームセンターでも電源ケーブル付きなら安く買えます。
作業を考えると、バッテリー式をおすすめします。バッテリー式でも1万円以下のものもあります。
鉄粉が飛ぶので、必ずゴーグルかサングラスをしましょう。
頭を守るには、ヘルメットか帽子をかぶりましょう!!

LESSON3
木のフレームの正しい接合法
 
重い部分を支えるところや、特に刺激を受けそうな部分は、カンバツ材などの固い木を使い
ドリルで穴を開け、ネジ留めしましょう!!


パイプとのジョイント部分は、ぴったりのサイズが無い場合は、1サイズ大きいものを使い
パイプの側にテープを巻いたり、ゴムをかましたりして、サイズを合わせましょう。

 
人が乗る部分は、必ずネジやくぎの先端部分が人に向かないように留めていきましょう。
万が一、CARTが壊れた時、人に刺さらないように打つことが大切です!!


ネジや釘の使い方のコツ!!
①固い所に使うネジは、芯の部分がステンレスなどのさびにくく固い材質がおすすめ!!
②釘は、芯の部分に酢を塗って打つと、中でさびて、そのさびが木とからまって抜けにくくなるぞ!!

LESSON4
正しいプラスチックの切り方
プラスチックは、正しく切らないと変形しやすいし、切り残しから割れていく可能性があるので
注意しましょう!!
一度切ると取り返しがつかないので、少し小さめに切ることをオススメします。


切るラインをマスキングしましょう。マスキングの外側が切るラインです。


サンダーでマスキングの外側を切っていきます。
サンダーが無い人は、切り始めの部分にドリルやキリで穴を開け、
糸ノコやプラスチックカッターで切ることもできます。


切った後、目の細かいカッターで切れ残しを削っていき、最後はサンドペーパーなどで
表面をきれいにして、人に優しい作りにしましょう!!

LESSON5
プラスチックと木の結合
プラスチックと木を単純に釘などで固定すると、プラスチックの穴が広がっていき
時間がたったり、動いて衝撃を受けたりすると、グラグラしてきます。


必ず添え木を使い、木と木でプラスチックをはさんで固定しましょう。
ワッシャーなどをかまし、しっかりねじで留めましょう。


プラスチックは硬そうに見えても、鉄などに比べて非常にやわらかい素材です。
気をつけましょう!!

 
LESSON6
車軸を作る
タイヤと車体をつなぐ車軸は、ぐらぐらしないようにしっかりと作らないと
車がまっすぐ走らない原因になります。


芯の部分は結合する部分より少しだけ小さい(細い)ものを選び、
結合部分をガムテープなどで盛ってあげながら調整していきます。


センターがしっかりとれていないと、タイヤが曲がって回る原因になるので
2本の芯が一直線になって曲がらないように作ります。


負荷がかかって曲がってしまうとまっすぐ走らなくなるので、この部分は溶接して
しっかりと固定します。


タイヤ側の部分は単管パイプの受けの部分を使います。


溶接する時は、目を傷めないように、必ずゴーグルをつけておこなってください。


タイヤの円の中心に軸がきていないと、タイヤの回転がぎこちなくなるので注意!!!

LESSON7
タイヤの塗装
金属部分の塗装は、研いだり、磨いたり、リムーバーを塗ったりして
表面をきれいにしてから塗るのがベストですが、
道具がなかったり、面倒な場合は、マフラー用のつや消しブラックでスプレーすると
結構ごまかすことができます。


タイヤのゴム部分の塗装。
今回はホワイトリボンっぽくする為に、内側を白く染めます。
まず染める部分がはみ出さないようにマスキングテープでマスキング。
内側を油紙や光沢紙、スーパーのチラシなどでスプレーが入らないように覆います。

ゴムは色がのりにくいので、クライマーなどを使って色がのりやすくします。
また、色むらになりやすいので、丁寧に薄く何度も塗っていきましょう。
一気にスプレーで染めると色がたれていく原因になります。
塗料をはじいているか、いないかを確認しながら、ゆっくりと重ね塗りしていきましょう。


スプレーが固まる前にマスキングを剥がしましょう。
固まってしまうと、マスキングと一緒に塗装がくっついて剥がれてしまうことがあります。
仕上げははみ出してしまったところを外側の色(今回は黒)で塗りつぶしていきます。

LESSON8
タイヤとボディの結合
タイヤとボディを結合する時は、必ずセンターに付けること。


少しでもずれるとまっすぐ前に走らない原因になります。
センターがとれていても、斜めに付けてしまったら軸がずれるので、
縦横両方向しっかり確認しましょう。


高さも少しでも違うと安定しない原因になります。
ビスなどをかまして、高さを合わせていきましょう。
水平器などで水平かどうかを確認し、留め具が浮かないようにして水平を保つようにします。


負荷が大きくかかる部分なので、2~3点で留めるのでは無く、多くの点を見つけ、
留めていきましょう。

LESSON9
ハンドルを作る
今回は回転式でなく、左右スライド式のハンドルを作ります。


シートに座り、センターの位置を確認し、左右の振り幅分だけボディに穴を開けます。


車軸の中央部分にハンドルの軸を固定します。
筒状の面に合わせて削り、接合面を広げます。


ここは外れるとハンドル操作が効かなくなるので、溶接してしっかり結合させます。

 
LESSON10
ブレーキを作る
今回は自転車のブレーキをそのまま使用します。


ブレーキ部分をハンドルに固定し、ブレーキワイヤーをフロントタイヤの方向に
持っていくための穴を作ります。
ハンドルと同じ穴だと、ハンドルを動かした時にからんで危ないので、必ず別穴にしましょう。


フロントのカート用ディスクにブレーキワイヤーをつなげます。
何度かテストをして、止まり具合を確認して下さい。

 
LESSON11
アイデア勝負!! アクセサリー作り
今回はT型フォードを目指して、身の回りのものでアクセサリーを作ります。


バックライトはバイクのジャンクショップで購入したランプを使用。
1度スプレーをして布で拭き取り膜を作ってあげてから、二度塗りすると
はげにくくなります。


すっかりバックライトっぽくなりました。


フロントはファンから作っていきました。
扇風機の羽根を使用。
1台扇風機を壊したため、大江さんの奥さんは少し怒っている様子。


グリル部分を制作。
実は使わなくなった“リンカーン”のグリルを短く切って作りました。


釣具のケースを黒く塗ってエンジンのベースにし、ケーキを焼く為の型や
トイレットペーパーの芯にアルミホイルを巻いたりして、フロント部分を作成。


そして完成したBOX CARTはコレ!!!




 
大江さんからアドバイス

子供心を思い起こしたり、色々なアイデアで楽しく作ることがポイント!!
ギザギザしているところをスポンジで巻いたり、角ばっている部分を“R”にしたりして
体に優しいBOX CART作りをしてください!!



BOXCARTRACE
FUNS FUNS WORLDもRed Bull BOX CART RACEに参戦してきました!!
  2000年ベルギーのブリュッセルで開催されて以来、アメリカ・オーストリア・イタリア・
南アフリカ・フィンランド・ジャマイカなどで開催され、世界中で大人気となったイベント
Red Bull BOX CART RACEが2009年10月11日、お台場・夢の大橋で日本でも
初開催され、2万人以上の観衆を集め、大いに盛り上がりました。

   

自作のカートで様々な障害物が設置された全長約300mの坂道コースを駆け抜け
カートのオリジナリティと完成度、ドライバーとチームパフォーマンス、
そしてレースタイムの3つの基準で競われるカートレースです。

   

この大会には600組を超える応募者の中から選ばれた77組のチームが参加!!
鳥人間コンテストと仮装大賞を足して、レースを加えた、参加しても見ても楽しい
レースでした。

   



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